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#195 このBlogの位置づけを見直します。 [ボカロP活動全般]

前回の投稿にはさまざまな反応があったため、記事は現在削除しております。
非表示にしていたニコ動のコメントも全部表示にしました。
それにともなって今回はBlogの位置づけの変更について書かせていただきます。


自分としてショッキングであり、認識が足りなかったと反省しているのは以下の2点

1) ニコ動のコメントについては、いかに不快で人を傷つける表現であっても、投稿者が削除してしまうことはフェアでない、という考え方が一定比率支持されている。
2) おカネを払って制作の一部を他人に頼んだり、広告費を使って露出を上げようとする行為に対しても同様にフェアでないと考え、不愉快に感じる人たちがかなり存在する。
(かなり賛否両論になる微妙な行為とみられている)

オレ自身は決して非難されるような行為とはどうしても思えないのだが、そのポリシーで耐えながら活動している人たちからみると、フェアでないと感じてしまうのろう。
こういった人たちが多くいるのであれば、BlogやSNSで意見を述べるにあたっても、その意見や感情に全く配慮しないということも問題だったと思う。

今まで、このBlogでは、自分の意見、活動、ぶちあたった困難をできるだけオープンかつストレートに書くことで、同じような活動をしている人やそれをめざす人の共感を得て、参考にしてもらうと同時に自分の糧にして行こうという方針としてきた。
しかし、自分の主張を書けば書くほど、少なくない人たちに不快を与えてしまうのであれば、全く自分の本意ではない。
なので、このBlogの記述方針を大きく見直すことにする。


元々このBlogは、ボカロ、DAWについてまったくド素人のオヤジが、必死で情報を集めて勉強し、もがき苦しみながらちょっとずつスキルアップしていく様を共感、応援してもらうことで、支援してくれる人、作品を見てくれる人を増やしていき、同様の立場の人たちの参考にしてもらう、という形で始めたものだった。
動画コメントやSNSでもらった辛口の意見も、どんなにきつい表現であっても受け止め、そう言われないようにするためにはどうしていけばよいかを真面目に考えて分析した。その内容はここに記述もしてきた。
その成果もあって、1曲目の"Scandal Beam"はボロボロだったが、"キミガ、ウスク、キエテク..."、"孤独なPainter"と曲を重ねるごとにクオリティも評価もアップし、多くの方々から支援していただけるまでになった。
しかし、その次の"カーニバラス・インパルス"のオリジナル版では、自分としてクオリティがさらに上がった、と確信していたのにかかわらず、再生数が大きく落ち込んでしまった。
ここで、活動方針を大きく見直すことにした。同じことをやってもこれ以上伸びないと感じたからだ。

それから、活動期間を重ねてくると、辛口コメントには確かに参考になるものもあるが、それをすべて受け入れようとしても翻弄され迷走するだけと思うようにもなってきた。
自分のポリシーを持って、それに向かって進む形にしないと何をよりどころに、何に向かって進んでいるか分からなくなってしまうと。
例えば、「昭和感がくさい」というコメントもあれば「レトロ感がいい」というコメントもあり、前者に合わせて変えてしまったら、良さが失われるかもしれないのだ。

ある知り合いの作曲家の方から「欠点を特長に変えていくことを考えていくべき」というアドバイスをいただいたことで、もやもやが吹っ切れ、活動、制作ポリシーをこう定めた。

「20世紀のレトロなメロディを、21世紀の新しいリズムに乗せて届ける!」

しかし、問題はこの「新しいリズム」という部分。
前作"GUMIっぱなしでChu"で、自分でなんとかしようとTryはしたが、あまりに理想とのGapが大きく、この歳で勉強、吸収することは無理だと悟るにいたった。
精神主義で突き進む姿もカッコいいかもしれないが、自分の哲学では達成できる見込みのない努力はするつもりはない。それを冷静に自覚して行動を変えるのが自分の信条だ。
しかもこんな歳だからもう何年も勉強を続けるような時間は残されていない。
そこで、プロのアレンジャーに依頼してこのポリシーを実現させることにした。

オレからすれば、有名Pや、プロのアーティストでも、自分でアレンジをしてない人はいるわけだし、ボカロPはプロデューサーなのであって、制作を全部自分でやるという意味ではないんだから、決して禁じ手ではない、と考えている。
しかも、再生数が落ちた原因のひとつとしていいタイミングでいい露出をする、ことができていなかったこともあるわけなので、「プロデューサー」としてプロモーションの強化を考えるのも当然のことだと思っている。

しかし、この方針変更によって、もう「勉強しながらもがく姿」ではなくなった、と見られてしまったわけだ。
(実際にはまだまだ勉強しなければならないことは多く、アレンジ依頼する際の自己仮アレンジを作るのに格闘はしているのだが)
それにもかかわらず、Blogで従来と同じように、自分の行動、意見をすべてぶつけるスタイルを続けてしまったわけだから期待外れ感を増幅させてしまったことになる。
これに気付いていなかった、ということだ。


それから、見直しにはもう一つ大きな原因がある。
ニコ動コメントを見ると、悪意をもってこのBlogをチェックしている人間がいるようだ。
(この前のこのBlogコメ主とは別人のようだ)
荒しへの対応ポリシーも見直すことにしたが、今後詳細はここには明かさないことにする。

ネットってつくづく難しいし、怖い。


なので、今後BlogもSNSも

1) 最低限の告知、報告
2) だれもが参考にできそうな学び、気づき

にしぼって更新、露出も抑えることにする。(SNSではくだらない日常の投稿は続けます)
もちろん、活動ポリシー(アレンジは他の人に依頼するし、プロモーションに一定のお金も使う)
は変更するつもりはない。
ただ、そのことをやたらと書いて自慢げにしていると思われるのは本意ではないから最低限のことしか書かないことにする、というだけだ。

それから付け加えておきたいことがある。
アレンジを他人に頼むことにしたが、「丸投げ」などということは決してしていない。
zalasさんにお願いするにあたって、全体の雰囲気だけでなく、曲の各パート、楽器ごとにどういうアレンジ・ミックスにしてほしいか、細かく希望を書いてそれに沿ってアレンジしてもらった。
仮仮MIX、仮MIX、最終手前、最終と4回も作って送っていただき、その都度また細かく修正をお願いもした。
で、やはり意見が対立することもあった。
やっぱり、"zalas remix"としてクレジットして出す以上、zalasaさんの持ち味が失われるのもダメだろうからと思ってzalasさんに合わせたところもあるし、どうしても前の曲の雰囲気を残してほしいとお願いして入れてもらった部分もあった。楽器だけのところが続くとGUMIファンが退屈するからGUMIのHaとかGoとかという声を入れてほしいとか。
さらに、今回zalasさんのアレンジに合うようにVocalのデータやコーラス、調教も修正した。

さらにその次の新曲は8ビート曲なんで別の人にお願いしているが、Skypeで1時間くらい会話をしたりして入念につめている。
おカネで丸投げという一言ですまされるようないいかげんなやり方をしているつもりはない。
お互いにリスペクトできる仲間とコラボで作業しているつもりだ。カネだけの関係なんかでは決してない。
この点だけは誤解してもらいたくないので、ここに書かせてもらいました。

というわけで、今回の曲では恒例の反省会もアップしません。個人的にやります。
次の曲も制作中の途中の音源をアップすることもないでしょう。

完成品を聴いてもらって評価してもらうことにします。
お楽しみに。

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レジェンドの始まりはここから: http://dekunobobenkay.blog.so-net.ne.jp/2013-01-05

Twitterアカウント: 20.5世紀P@9/22リミックスUp!

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