#185 「なぜボーカロイドは衰退したのか」を解説する...の衝撃 [ボカロP活動全般]
前回の投稿でちょうど今後の活動方針を大きく変えたところだったが、その直後、ニコニコにこんな動画が出され話題になった。
【ゆっくり雑談】「なぜボーカロイドは衰退したのか」を解説する
このビデオで「衰退している」と言っているこの「ボカロ」とは「ニコ動のVocaloidカテゴリ(の曲のレベル)」だ、と定義しているので、これなら「衰退している」こと自体否定する人はいないのではないか?
おそらく衰退否定派の人は、この「ボカロ」という言葉をもっと広い意味にとらえているからで、定義が違う者同志が議論しても永遠にかみ合わないだろう。
「ボカロ衰退論なんて一過性のブームだから取るに足りない」と言っている人は、この並行線議論の祭状態のことを言っているんだと思う。
このビデオでは定義をしっかり定めたことで、きちんと本質的な指摘ができている。
しかも重複する現象を分解したことでわかりやすくなった。
詳しくはビデオを見ていただくことにして、簡単にまとめると、
1. ボカロブーム第一波では、キャラクタとしてのボカロが重視され、キャラクタを生かした曲作りが多かった。
キャラクタにファンがついていた。
2. 第二波では、商業利用目的でボカロが使われるようになった。
シリーズもの、小説との連動、歌い手とのコラボなどがはやり、音作りもレベルは高くなったが個性がなくなっていった。
また、その結果、ボカロはメディア、楽器、としての側面が強くなり、キャラクタ性は薄くなった。
このためキャラクタについていたファンや、個性を重視するファンは離れて行った。
3. これまでメジャーに出ていけなかったアーティストが、これらの波に乗って一斉に出てきた。
なので、出てきた瞬間は全体のレベルは高かったが、ピークを打ってマンネリ化も一斉に来た。ので、レベルが急激に落ちた。
その結果、第二波のファンも去っていく。
(キャラクタのファンではないから別にボカロでなくてもいい音楽は聴ける)
オレも以前、ボカロの衰退についてBlogで触れた。
そこでは、「商業投資サイドがボカロでは儲からない、と見切って引いている、」というようなことを書いた。
これは、まさに上の3の結果起こっていることで、ちょうどこのビデオの説を補完していて、矛盾はしていない。
(ちょっと分析は足りなかったがwww)
じゃあ、これで本当のボカロ(ニコ動のVocaloidカテゴリ)が終わってしまうのか?
まあ、今中堅以上のレベルのボカロPさんだと落ちていくしかないからお先真っ暗でしょう。
しかし、オレみたいにまったく鳴かず飛ばずの人間からすると、全体のレベルが下がってくれた方が埋もれなくてすむんだからチャンスとも言える。
ボカロ以外に音楽の表現手段を持っている人は消えてもらった方がむしろいいのだ。
YouTubeやSoundCloudを活動の中心に変えている人もいるようだが、オレにとっては大歓迎。
オレはボカロを使ってニコ動のデイリーランキングでなんとか上位に入って人目につくようにすることぐらいしか、露出拡大のチャンスはないんだから。
プロになることが目的だと、もはやボカロ(ニコ動のVocaloidカテゴリ)での活動は向いてないかもしれない。
しかし、オレみたいにあくまでアマチュアで、自分の曲を多くの人に認めてもらう、ということを目的にするなら、ここにとどまるしかないのだ。
しかし、今の段階でキャラを前面に出した新曲を出したってウケないのは当たり前だったwww
なので、カッコイイ系で、キャラを全面に出さない曲に転換する、という方針は、確かに正解だ。
しかし、上記の3の段階がすでに来ているので、どれだけ効くかは疑問だ。
まあ、少しでもレベルの高い曲を出していく、ということしかないだろうな。
ということで、前回のBlogで書いた活動方針転換自体は、そのまま継続する。
それよりもこのビデオを見てとってもショッキングだったのは、
「もはやVocaloidをキーにして音楽業界全体の低迷を救うことなどできるわけない」
ということを認めざるを得なくなったことだ。
確かにニコ動のVocaloidカテゴリ以外のところで幅広くボカロは使われている。
しかし、ボカロ自体のファン、ボカロ曲専門のプロデューサー、ボカロ曲やボカロ分野に投資する企業が減ってくればもう往年の盛り上がりに戻すことはできないだろう。
Vocaloidに出会ったときには業界を変えるくらいの期待をしていた。そこに参加している感がwktkだったのに、これはショックだ。
まあ、オレごときの分際で、音楽業界全体の方向性なんか論じること自体身の程知らずも甚だしかったな。
やっぱり厨二病に戻っただけだったのだwww
過疎化していくニコ動のVocaloidカテゴリにとどまって、せっせとハンパな曲を出していくことにする。
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ご感想、アドバイスなどありましたら、TwitterかFacebookでコメントください。
レジェンドの始まりはここから: http://dekunobobenkay.blog.so-net.ne.jp/2013-01-05
Twitterアカウント: 20.5世紀P@6/23GUMI曲アップ
今まで投稿した曲: 公開マイリスト
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このビデオで「衰退している」と言っているこの「ボカロ」とは「ニコ動のVocaloidカテゴリ(の曲のレベル)」だ、と定義しているので、これなら「衰退している」こと自体否定する人はいないのではないか?
おそらく衰退否定派の人は、この「ボカロ」という言葉をもっと広い意味にとらえているからで、定義が違う者同志が議論しても永遠にかみ合わないだろう。
「ボカロ衰退論なんて一過性のブームだから取るに足りない」と言っている人は、この並行線議論の祭状態のことを言っているんだと思う。
このビデオでは定義をしっかり定めたことで、きちんと本質的な指摘ができている。
しかも重複する現象を分解したことでわかりやすくなった。
詳しくはビデオを見ていただくことにして、簡単にまとめると、
1. ボカロブーム第一波では、キャラクタとしてのボカロが重視され、キャラクタを生かした曲作りが多かった。
キャラクタにファンがついていた。
2. 第二波では、商業利用目的でボカロが使われるようになった。
シリーズもの、小説との連動、歌い手とのコラボなどがはやり、音作りもレベルは高くなったが個性がなくなっていった。
また、その結果、ボカロはメディア、楽器、としての側面が強くなり、キャラクタ性は薄くなった。
このためキャラクタについていたファンや、個性を重視するファンは離れて行った。
3. これまでメジャーに出ていけなかったアーティストが、これらの波に乗って一斉に出てきた。
なので、出てきた瞬間は全体のレベルは高かったが、ピークを打ってマンネリ化も一斉に来た。ので、レベルが急激に落ちた。
その結果、第二波のファンも去っていく。
(キャラクタのファンではないから別にボカロでなくてもいい音楽は聴ける)
オレも以前、ボカロの衰退についてBlogで触れた。
そこでは、「商業投資サイドがボカロでは儲からない、と見切って引いている、」というようなことを書いた。
これは、まさに上の3の結果起こっていることで、ちょうどこのビデオの説を補完していて、矛盾はしていない。
(ちょっと分析は足りなかったがwww)
じゃあ、これで本当のボカロ(ニコ動のVocaloidカテゴリ)が終わってしまうのか?
まあ、今中堅以上のレベルのボカロPさんだと落ちていくしかないからお先真っ暗でしょう。
しかし、オレみたいにまったく鳴かず飛ばずの人間からすると、全体のレベルが下がってくれた方が埋もれなくてすむんだからチャンスとも言える。
ボカロ以外に音楽の表現手段を持っている人は消えてもらった方がむしろいいのだ。
YouTubeやSoundCloudを活動の中心に変えている人もいるようだが、オレにとっては大歓迎。
オレはボカロを使ってニコ動のデイリーランキングでなんとか上位に入って人目につくようにすることぐらいしか、露出拡大のチャンスはないんだから。
プロになることが目的だと、もはやボカロ(ニコ動のVocaloidカテゴリ)での活動は向いてないかもしれない。
しかし、オレみたいにあくまでアマチュアで、自分の曲を多くの人に認めてもらう、ということを目的にするなら、ここにとどまるしかないのだ。
しかし、今の段階でキャラを前面に出した新曲を出したってウケないのは当たり前だったwww
なので、カッコイイ系で、キャラを全面に出さない曲に転換する、という方針は、確かに正解だ。
しかし、上記の3の段階がすでに来ているので、どれだけ効くかは疑問だ。
まあ、少しでもレベルの高い曲を出していく、ということしかないだろうな。
ということで、前回のBlogで書いた活動方針転換自体は、そのまま継続する。
それよりもこのビデオを見てとってもショッキングだったのは、
「もはやVocaloidをキーにして音楽業界全体の低迷を救うことなどできるわけない」
ということを認めざるを得なくなったことだ。
確かにニコ動のVocaloidカテゴリ以外のところで幅広くボカロは使われている。
しかし、ボカロ自体のファン、ボカロ曲専門のプロデューサー、ボカロ曲やボカロ分野に投資する企業が減ってくればもう往年の盛り上がりに戻すことはできないだろう。
Vocaloidに出会ったときには業界を変えるくらいの期待をしていた。そこに参加している感がwktkだったのに、これはショックだ。
まあ、オレごときの分際で、音楽業界全体の方向性なんか論じること自体身の程知らずも甚だしかったな。
やっぱり厨二病に戻っただけだったのだwww
過疎化していくニコ動のVocaloidカテゴリにとどまって、せっせとハンパな曲を出していくことにする。
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