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#191 50過ぎてボカロPになった心境を心理学的に分析してみた [ボカロP活動全般]

別の目的で人間の作業効率と心理について、Webで調べていたら、こんなことが書いてあったんで、あっ てなった。

1. 作業を強制的に中断させられて別の作業を割り込みでやらされると、その割り込み作業の効率は上がらない。
2. 中断した作業を再開すると、再開後の作業効率は中断しないよりもむしろ上がる


1は、 「まだ終わってないよー、作業の続きがやりたいよー」 という気持ちが無理やり抑え込まれるので、そっちに興味が行ってしまうから新しいことに身が入らないってこと。
2も、 「わーい、やりたかった作業ができる。やるぞー」 という感じでかえってハイになるってこと。
両方ともだれもが経験上ピンとくる内容だと思う。

で、これって、オレがボカロP活動やるぞって思った心境そのものだって思った。
80年代、90年代に作曲活動をやっていたが、作品がなかなか評価されなかった。
それでもがんばっていたところで、仕事の事情で急に引退。
1でいう強制的な中断がかかって、「作った曲発表したいよー」という気持ちを無理やり押し込めてしまい、モヤモヤが20年もたまり続けたってことだ。
そういう状態の中で、「ボカロを使ったら自分の曲を発表できるぞ」ってなったから2のような心理状態になったのだ。

さらに、オレは新しい曲を作ることに興味がわかず、「引退前に作って評価されなかった曲をまず出して評価してもらいたい」という思いが強いことは、このblogに何度か書いてきたが、これはまさにこのボカロP活動が「20年前に中断させられた作業の続き」 として心理的にとらえられているためだ、
ということなのだ。
新曲は作りたくない、昔の曲を出したい、というこの考えはかなり特殊で、過去に固執した変なヤツなんだろうな、と何か後ろめたさを感じていたが、心理学的には全く自然な反応なんだ、と非常にスッキリ理解できた。
しかも、確かに引退前より着々とステップを踏んで活動できていて、成果も出てきている。

きっと、あのままだらだら活動を続けていたら、中途半端な形で作品を発表し、たいしたことない評価でもとりあえずやったな、って心理的に納得してしまい、ボカロが出てきても何の反応もしなかったんじゃないかな。
ある意味、あの強制中断は、今のボカロP活動にとって、かえってプラスになったと言える。

人生何が起こるかわからない。 今までマイナスだ、と思ってたことが、実は後になってプラスになるなんて!

この心理学の仮説に出会えてよかった。
「オレのやってることは間違ってない」
って確信できたし、
「このめったにないチャンスをものにしないともったいない」
って気持ちがさらに高くなった。

とにかく、昔作った曲のうち10曲をセレクトして評価してもらえる状態にする、
ってことに集中しよう。それが自分の気持ちにすなおなやり方で、効率も上がるのだ。

なので、新曲の書き下ろしの依頼はお請けできませんのでご了解ください。
(って、頼んでくる人なんて元々いないか。あはは)

20年間抑え込まれたこの気持ちが爆発してるんだから、もう誰にも止められないぞ!

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レジェンドの始まりはここから: http://dekunobobenkay.blog.so-net.ne.jp/2013-01-05

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