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#206 「虹色のHorizon」総括と今後の活動方針修正 [ボカロP活動全般]

ちょっと前に、総括みたいなことはこのblogではもうやらない、と宣言したのだが...。

年末投稿した新曲「虹色のHorizon」の再生数、がデビュー曲を除くオリジナル曲の中で最低な状況なんで、方針見直しを余儀なくされた。
本命曲3曲出すぞって、言った最初の曲でこんな状況。
優秀なアレンジャーさんにアレンジしてもらったこともあり、クォリティとしては今までで一番よくできたと自分では納得していた。
なのに...

ハッキリ言って完敗です。


< なぜ再生数、ランキングが伸びなかったのか >

ここまでニコ動の再生数、ランキングをのばしていくことで、「多くの人に聴いてもらう」という目標を達成する、という基本軸のもと活動をしてきた。

無名のオレが再生数、ランキングを伸ばしていくには、
1) 曲のアレンジ/MIXのクオリティを上げ
2) 多くのボカロ好きに告知、リーチし、
3) 気に入ってもらって (とくに発信力の高いボカロ好きの層に)
4) 投稿初日、翌日の初動で再生数を上げて、ランキングに入り
5) ランキングを見た人にさらに見てもらう
6) これを繰り返して固定ファンを作り、マイリス、コメントしてくれる人を増やしていく

しかない、とこのblogに書いてきた。
では、どこがうまくいかなかったのか。

1)は今回十分な水準に達したと思う。
2)は、結局Facebookのお友達、Twitterのフォロワーの範囲でしかない。ここの向上は所詮難しいだろう。
しかし、前の曲よりは増えていて、悪化はしていないし、宣伝、告知も前の曲とほぼ変わらずやっている。

それから4)、5)は結果的にだめだっただけ。原因はそれ以外の部分だ。

なので、問題は3)と6)だった、ということになる。
原因はいろいろ考えてみたが、結論として次の2つに集約されるのではないかと思う。

3) やはり30年前に当時のアイドル向けに作った曲を形にする道具としてボカロを使っているにすぎないから、発信力の高い生粋のボカロフリークにはどうしてもウケない。
6) 今まで投稿してきたオレの曲は、1曲1曲異なる曲調、コンセプトである上に、ここのところアレンジャーが毎回変わっていて、作風が一定していない。なので固定ファンが付きにくい。


6)は、20年前に大成しなかった原因でもある。
ポリシー、作風が定まらず、何が得意なクリエイターなのか、アピールできなかったのだ。
だから昔作った曲の中からクオリティ重視でセレクトしたら同じ問題が起こった、ということだ。

3)は、今回ボカロ+ニコ動コミュニティを道具としてしか見てなかったために起こったこと。
ボカロを甘く見た、ということだろう。

すなわち、
「昔作った自分の曲を世に出すため」、 「ニコ動のボカロカテゴリに投稿する」 という活動をしている限りは1)~6)の流れに乗せることは不可能、
ということがここでつきつけられた、ということだ。


< さて、どうする?! >

このblogの第2回に投稿したとおり、もともとボカロPになった目的は、
1.以前作詞作曲した作品を発表したい
2.曲を通じて伝えたいメッセージがある
3.自分の曲で多くの人に感動してもらいたい

ということだった。
ハッキリ言って、これを変えるくらいなら活動はヤメたい。要するに、上の3)と6)を解決するためにボカロとしてウケる曲を初めから作る活動に変えるなんてありえない。

じゃ、どうするのか。ワガママ言っても自分の思い通りにはならないぞ、と思ったが、
よく考えたら違うアプローチがありうることに気付いた。

3をもう一度よく考え直してみた結果、3とは、ボカロ好きの人だけがターゲットではないということに。

オレとしては、ボカロ+ニコ動ぐらいしか、世に出すツールが無いと思ったからこういうやり方をしているわけだが。
ボカロ好きでない人に聴いてもらっていけないわけではない。
自分の曲のターゲットはそっちの方が大きいのかもしれない。

ということで、今後の活動方針が見えてきたゾ!


< 2016年からの20.5世紀の活動方針はこうします! >

A. 歌い手さんとのコラボを模索していきます!

もともと30年前に曲を作ったときには人間に歌ってもらうことが目的だったわけだし。
ボカロ曲として投稿するのはあくまで通過点で、歌い手さんに歌ってもらうことで、さらに気に入ってもらえる人にリーチさせるのだ。

今までは、ボカロ曲を出して、「気に入ってくれた人歌ってくださーい」って感じで待っているだけだったけど、積極的にアプローチしてコラボをしかけていくことにする。
一定レベルの歌が歌える人にしたいんで、すぐにはだめかもしれないけど、自分の曲を歌っていただけるなら自分でMIXやります、という形でお願いして。
もともと女性ボーカル用の曲だったから女性限定になる。(オジさんに付き合ってもらえるか不安だが)

ただし、オレの曲は方向性がバラバラだからいろんな人に頼まないとだめだろうな。
「カーニバラス インパルス」と「GUMIっぱなしでChu」と「虹色のHorizon」だけでも全然雰囲気違うし。
でもそれでもかまわないだろう。

まあ、有名な歌い手さんに取り上げてもらうのは難しいだろうから、歌ってみたカテゴリで爆発的に評価されるわけでもないだろう。
投稿して話題になってみんなに知ってもらう、というより、歌い手さんのライブで地道に歌ってもらったり、歌い手さんのCD音源を通じて、ボカロを聴かない層にもさらに浸透させられる可能性も広がるんだから。


B. 活動の当面の目標は、自分の曲のベストアルバム(10曲)をGUMIちゃん版、歌い手さん版の二種類作ること!

もちろん、メジャーで出せるわけはないから同人CDになる。
歌い手さん複数だからコンピになるな。
これで、昔作った曲を形にする、ということはできることになる。

もともとの活動目的も、プロになることでも、有名になることでもないんだから。
自分の納得できるクオリティのものを作って、歌ってくれる人、聴いてくれる人に地道に浸透させていけばいい。

それから、やっぱりGUMIちゃん(中島愛さん)の声が好きだ。自分のレトロな曲に本当にマッチしていると思うし。
個人的にはただの道具だけでない価値を感じている。
少ないけど評価してもらっている人もいるんだから、GUMIちゃん版を初めに作る形はくずしたくない。


C. 自信のある10曲を作りあげる過程は、今までのやり方を踏襲する。

一定のクオリティを確保するには、今の自分の実力から考えると一定の実力あるアレンジャーにお願いするのが現実的だ。そこは変わっていない。
連絡がつかなくなってカラオケができないようだと困るんだけど。
すでに次の曲「風を切って走れ」も他のアレンジャーさんにアレンジお願いしている。
(なんで、「虹色のHorizon」も何らかの形でカラオケありのリアレンジが必要になる。)

できた曲は歌い手さんバージョンと同時アップ、という形でボカロ曲としても上げていく。
が、ここで再生数稼げないのは仕方ない。
ただ、やっぱり2000再生は確保していきたいな。今までの最低線、ということで。
今までのレベルの告知と宣伝は普通にやっていいと思っている。

それから、去年あたりから、人数は少ないけど、オレの曲をすごく評価してくれる人から、TwitterやFaebookで連絡をいただくようになって、自信につながっている。

ボクの曲を評価してくれる人がいる、ということは少なくとも今までの活動もやってて意味がなかったわけじゃないということだ。
再生数が上がらなかったからと言って価値を全否定するものでもない。
こういう人たちを大事にしていかなければいけないと思う。
GUMIちゃん版をしっかり作った上で、歌い手さんバージョンも作ってさらに浸透させる形を考えたのはこういう背景もある。


まあ、要するに自分の曲、ポリシーに合った活動になっていなかっただけなんだから修正すればいいのだ。なんかすごくスッキリ感でた。


なんで、今年も頑張るゾー! みなさん、ご支援よろしくお願いします!


で、10曲作り終わったらどうするのか、というと...、それはその時また考える。

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ご感想、アドバイスなどありましたら、TwitterかFacebookでコメントください。


レジェンドの始まりはここから: http://dekunobobenkay.blog.so-net.ne.jp/2013-01-05

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タグ:ボカロP
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